1:ロングライフオイルの定義
Q;ロングライフ系のオイルがいろいろ出てきていますが、どの位、使用できてロングライフと呼べるものなのか、その定義みたいなものがあったら教えてください。
A:岸野
現在、自動車メーカーのマニュアル等に書いてあるエンジンオイルの交換サイクルが距離でいう10,000Kmというのが一般的になっています。巻では3,000Km~5,000Km交換と言われている中で、このメーカーマニュアルの10,000Kmは以外に思われるかもしれませんが、確かに現行のエンジンオイルを、自動車走行基準である15モードでの走行をした場合は、車種によって若千ばらつきはありますが、10,000Kmは使用出来ると思います。
ただし、エンジンに関する影響を考えますと、実際はいろいろな問題点もでてきます。実際、ロングライフという定義は何を言うのか? 私も考えてみたいと思います。
私の思うロングライフエンジンオイルとは、仮に10,000Km使用できたとしても、ほとんどエンジンオイルとしての基本性能が残っていないような物は、たとえその時に使用できたとしてもロングライフとは言えないのではないかと考えます。使用環境が変わると、10,000Km使用できない可能性もありますよね。
そこで私の考えるロングライフエンジンオイルとは、実際は20,000使用可能である物を10,000Kmで交換するという、エンジンオイルの性能がギリギリではない事こそがロングライフエンジンオイルだと思います。そこで定義は、自動車メーカー交換基準の2倍の使用限度というのが、私たちの考えるロングライフエンジンオイルということになります。
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★自動車メーカーマニアルの10,000Km交換が一つの目安になって、条件次第では、20,000Km可能というのが、ロングライフエンジンオイルの定義、言い換えれば求められる性能ってことと言える。ということで、このロングライフエレジンオイルって通常のオイルとどこが違うんだろう?
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つづく