平成30年4月
リフレッシュの追記が遅くなり申し訳ありませんでしたm(_ _)m
前回お話しした経緯でここに至るあらすじはご理解いただけたかと思います。現代においてものに関する価値観も人それぞれになり、車に対するステータスや憧れ的な感覚も、日々の生活や日本や世界の狂った日常に麻痺して、どうでもよくなっていると思います@@;
しかし、今の若い人たちが車に興味がなくなっているとか、スマホさえあればいいとか言われているようですが、実は違うような気がします。現にVOLTAにご来店くださる方が今一番余裕のあるとされている年代層よりず~と若い年代の人たちのほうがはるかに多いのです。無気力・無関心なのはむしろ年代のいった人たちのほうではないでしょうか? まったく車にも関心なさそうに電気自動車やらエコカーに移行しているように見えます。
今回のこの240のオーナーさんはまだまだお若い、バリバリの会社マンですが、今までの経緯でもめげずにやっと宿願の240を手にしたのでした^^ 最初は悪い車屋さんに騙され、その後も故障にに悩まされたのですが、あくなき挑戦と言いますか執念と言いますか、まったくVOLTAも敬服する次第です^^ 前述したと思いますが車検を通しただけでは車はまともにはなりません@@;
さて、現状の240の状態を下からのぞき込み現状を把握し、今後の事も考え現状生きている物も交換しようという話を工場からいただき、部品を発注し全てそろった状態でどんどん交換して行きました。部品はとどこうりなく順調に発注どうりに到着したので何のストレスもなかったと思います。
11年の歳月でここまで耐えてくれた部品たちですが外して現物を見るとスッゴクおそろしい@@; いうまでも無くブレーキ等の車検部分は全項目交換です。
どの部品も11年の間には車検などで一回は交換されているとは思いますが、特に電気を配電するデストリビューターなどは完全に消耗が早いのでもっと回数は頻繁に交換されていると思います。しかし、前述したとおもいますが車というものはすべての部品が総合して成り立っているので、どこか新しくなると古くて弱っている部分に、いつも以上の負担がかかって、かえって全体のバランスが崩れ早く傷んでしまうのです><人間の体でも同じことが言えるのではないでしょうか?私のようにヘルニアを患って右足が痛くなると左足でカバーしようとします。要は全体のバランスなのだと思います。
さあ~いよいよ高速やら山道のテストに出かけます^^わくわくしてます^^ いつも通り中央高速調布インターで乗ってまずは石川パーキングエリアでドトールのコーヒーとミラノサンドAを食べるのがここから先のドライブを安全に行って帰ってこれますようにという儀式なのです^^(ドトールの回し者ではありません@@;)
昨年あたりから写真にもあるように下り車線、多摩川手前にスピードカメラが設置されておりますので注意なのです!! なぜなら、ここまで整備された240はあっという間に法定速度を軽く超えてしまうのであります@@; 240ってスピードでない車だよねって思っている方は要注意です^^
という感じですっごく気持ちよく、時速 ホニャララKm/h で走ってあっという間に相模湖インターで降ります^^ ここではどのくらいのアップスピードが出るのかテストしています^^ オーナー様にはどの位のスピードまで出したのかお伝えしましたが、驚いていました^^そんなスピード出したことないらしいです^^
VOLTA仕様になった車のテストコースは全車同じ道程ですが、相模湖ICで降りてすぐ、国道20号なのでそこを右折、一つ目の信号を左折、相模湖の橋を渡って突き当り県道76号線を右折し、日連(ひづれ)方面です。後は道志道(国道413号)に行きつくところまで道なりです。
途中には青根の他いくつかキャンプ場もあります。しかし登ったり下りたり、ヘヤピンがあったり、また すれ違いの狭いところがあったり しますので、慣れていない方は注意深く運転が必要です。私は30年以上この道を釣りで利用しており、曲がりくねった道を真直ぐにするための橋などなく、道も砂利道でガードレールもなかった時代から通っていますので、どこでどのくらいのカーブか、つぎは右か左かわかっていますので、きついカーブで新品のタイヤが鳴くほどのスピードで、どのくらい240が堪えうるかテストしています^^ 良い子は真似しないでね~^^
道志道(国道413号)に入ると、ここではバイクや行楽の方で少し車が多くなります。(バイクには素直に道を譲ってあげましょう^^勝てませんので^^)土日は結構な込み合いなので私は必ず平日の午後に行くようにしています。また季節によっては大雨・大雪になりますので前日からの天気予報は入念にチェックが必要な場所です。1日の降雨量がたしか200mmを超えると県道76号は全面通行止になります。また、それ以下でも大雨が降った数日は崖崩れの可能性がある為、延期します。せっかくの仕上がった240を小石等が落ちてきて傷つけたくありませんし、大きいのだと1t位のがおちています。とっても怖いのでやめましょう@@;
両国屋さんを越えた所から行きはそこそこの上りでカーブもちょっとキツめで、逆に帰りは降りですので小雨でも運転注意です!!!
あっという間に、目的の「紅椿の湯」に到着です。ここまで約1時間位ですが1時間を切ってしまったこともあります@@;テストですので尋常ではない運転もしなければならないのです! お客様が万が一の時を想定したパニック運転、例えば下り坂で知らず知らずスピードが出ていて、その時、対向車がくる! そこで、思いっきりパニックブレーキを踏んだら240がどんな挙動をするか、また昇り坂で危険回避しなくてはならず、思いっ切りキックダウンさせてどのくらいの立ち上がりなのか・・・という走り方なのです^^遊んで楽しんで景色を見ながらドライブしてる訳ではないんですよ?@@; (一部あります・・・正直に・・・)
「紅椿の湯」も一昨年の大雪・激寒でお湯をくみ上げるポンプが破裂したそうで、定かではありませんが昨年秋ぐらいにポンプが復旧したと思います。きっとものすごい金額だったのではないでしょうか??心中お察し申し上げますm(_ _)m それでも、入湯料は変えずに1000円で肝っ玉を貫いてらっしゃる!! ありがとう 紅椿の湯 !!
わたしは、ここのお湯だけは体に合っていて、普通の温泉は入った後だる~くなってしまうところ、ここだけは元気になって帰ってこれるのです^^
さて、温泉の話はこのくらいで、テストの結果はどうだったか?? 勿論、想像以上の出来でした!!温泉に入っていても帰り道が楽しみで仕方がないくらいでした^^
帰り道はもう日も傾いて薄暗い山道なので、十分安全運転です。それこそ、一般の方が運転される感覚でカーブを曲がったり、登ったり下りたりで帰りました^^
別な日にプライべートで友人と違う240(レストアを完全に終えていない240)で温泉に入りに来ました。彼の車は国産車なのですが、こんな25年以上も前の車で山道を走っている時、「やっぱり、安定感が国産と全然違うね、確かに」と言っておりました^^(ある自動車メーカーの重役さんです) 当然、モノコックとシャーシーがしっかりある車では比べる次元が違うのです^^「モノコック」って横文字やカタカナで言うとカッコよく思いますが「空箱」ってことですから^^「形をつくるのにどうしても必要な外側のパネルに必要最小限の補強を施して強度剛性をもたせるもの」で如何にコストを下げるかという技術であります^^(ググってみました^^)(日本で初めてモノコックボディーを採用したのはスバル360)
さて、やっと納車の日が来ました。ここまで、1ヶ月以上かかっていると思いますがお客様も首を長~くしてお待ちになっていましたので、同じ道程を走ろうかと思っておりましたが、時間がないとのことで、(別な日に一緒に温泉行きました^^)やむなく近所によみうりランドの山道がありますので、そこをご自分で運転していただき中華レストランでお食事をして山を降りてきました^^ 感想は?? やはり想像以上だったとおっしゃっておられました^^ 後日、メールにて240の調子は如何でしょうかとVOLTAの問いに対して「今は運転するのが楽しくて仕方がないです^^」とのありがたいご回答でした。こちらこそ、ほんとうにめげずに決断していただきありがとうございます^^これで、ボディーのオールペイントとプチレストアが終わって、11年前の希望の240がやっと手元に落ち着いたわけですね^^ これからもVOLTAを末永くよろしくお願い致しますm(_ _)m
ご拝読の皆様にも長文を読んで頂き誠にありがとうございます。
ボルボにご興味のある方は遠慮なくVOLTAにお電話・メールくださいm(_ _)m
ありがとうございました^^