さて、遅くなりましたが⓹をやっと書くことができました。これを書くまでに公私ともに色々ありまして、遅くなってしまい申し訳ありませんでしたm(_ _)m
前回の武蔵五日市でのトラブルの後、調布のVOLTAに戻り今までお客様に納車された時点の部品データーを再検証し実際の交換された部品をさらに違う部品を取り再度取り付けなおすなどの、面倒なことを友人でもある二級整備士・検査員の「彼」にお願いしました。かなりの時間と労力をかけて行いその都度テスト走行をはさみ、かなりの月日が必要でした。電気の基本的な所からセンサーもすべて交換してみて、テスト走行をしてみて止まり走りを繰り返すばかり・・・・ しかし、この確認作業がとても大事だったんです。どんどん的が絞られて行き、ついに「彼」の最初っからの不安が的中しガソリンタンク内部のインタンクポンプまで到達しました。ここまで来るのにテスト走行や部品の交換等の発注から納入までのロスした日数も入れておよそ2ヶ月くらいはかかったと思います。今となってはあまり思い出したくないので、定かではありませんがおよそです^^
「彼」がリアカーゴルームの絨毯を剥がしてインタンクポンプの取り付け部分を外し、やっとこさっとこインタンクポンプを取り出して見たところ、「彼」いわくつぶやいた@@; 「やっぱり・・・」 ななななんとタンク内部が錆でボロボロになっていたのです・・・・・ 「彼」はすかさず、お客様に納車後ガソリンタンクに何か添加剤など入れなかったか聞いてほしいとの事でした。納車以前は普通に高速など数百Km走行していたので(県外登録等で)納車後に何かあったのでは??? とのことでした@@; お客様に問い合わせしたところ、何も入れておらず普通にガソリンだけ入れていたそうです。 が・・・ガソリンはコストコで数か月入れていたそうです。とても安いらしい・・・・コストコでガソリンを販売していることすら知らなかった・・・・ 最終的にこれが確実な原因とは言えない。後、考えられる原因としてはVOLTAで仕入れた時点から徐々に錆びていたか・・・・その二択しかないのであります。
(余談ではありますが、昨年大手新聞会社ですっぱ抜きのような記事が出てTVでも報道されましたが、日本のガソリンスタンドで販売されているガソリンのオクタン価が表示と違うとの報道があって、唯一キチンとしているのは「シェルのハイオク」だけだそうです。気になる方はググってみてください^^)
通常VOLTAでは殆どの車が個人からの買取によるもの。 しかし、履歴を調べるとこの240だけはオークションで買った唯一の240だったのです@@; しかしこれも、失礼な話でオークションに出品した車屋さんが知っていて出品したとは考えずらい。なぜなら納車されるまでの数か月に及ぶテスト走行や遠方の陸運事務所までの往復を難なくこなしているのだから・・・・
とにかく、原因の発端はどうでも関係なくこの哀れな240を助けなければならない!! 「彼」も私もその気持ちでいっぱいで、仕方なくVOLTAに置いてあるセダンを部品取りにして、この車からガソリンタンクを外しそっくり移し替えてポンプも移植(この作業は危険も伴うのでVOLTA指定の工場にて)
ここから、さらに長々とダラダラとあてもなくテスト走行をする毎日・・・・かなりの距離を走った。一体どのくらいの距離を走ったのだろうか・・・・とてつもない距離を短期間で走ったのは間違いないが、すでに気力も限界だった@@;
しかし、この作業から一度もあの呪われた現象は出なかった・・・新品に交換したエアマスは確かに不調だった。しかし部品屋さんに文句を言ったところ、回転数のUP-DOWNが強要範囲で別の新品に替えてはくれなかったので、新しく購入した位。しかしこれはやはり主要原因ではなかった。とにかくこれで一連の不調は全て完結したようだ。
この業界に40有余年居りますが、BENZ・BMW・JAGUAR等いろいろな車を乗りましたし、お金もかけて乗りましたが、ここまで手こずった車はこの240が初めてだった・・・・しかし、こんな失敗も大事な経験として良い思い出・そして「彼」というブレーンとの絆・・・すべて良しという気持ちです^^ よく走った武蔵五日市周辺も良い?思い出の場所になった^^
お客様もこんなに月日を待たせてしまったのに、「ここまでやってくれる車屋さんで良かった。他で購入しなくて良かった^^」と言ってくれました^^
長い連載でしたが飽きずに読んで頂いた方に感謝申し上げます。ありがとうございました。m(_ _)m