桜の咲く時期になりドライブにはとても気持ち良い季節になりました。しかし事件が起こり、良い季節のテストドライブが中止に・・・・
昨年年末にHP掲載のワンオーナー240ワゴンのブルーのメタリックをある超マニアのお客様に購入していただき、やっと部品がそろってプチなレストアが始まりました。
元々の前オーナーはVOLTAの近所に住んでいたアメリカ人の方で近くのボルボディーラーでメンテナンスを新車の頃からずーと欠かさず受けていた240です。
とはいうものの、外国の方はよほどのお金持ちでない限り、全てをディーラーの提案やお薦め通りにはやらないようで、ましてや日本国内では、とんでもない金額がかかるから、ある程度の整備しかかけていない。一般の車検や点検程度に留まっていたようです。よってVOLTAに買い取られた時は見るも無残な哀れな240だった。外装等は車検とは関係ないし、アクセサリー関連のエアコンなどは整備されておりませんでした。一度もコンプレッサーを交換した記録がない・・・・外装だけでなく内装も一部ボロボロ。エンジンはかろうじてかかるという程度。各部のゴムブッシュ等は余程危険と思われる部位しか整備されていない。よってこれにVOLTAオーナーの大慈悲によって命を与えられたのです。
上の写真は外装をオールペイントされ、一部内装を修復した状態で撮影された240です。
まずは、外装。ルーフやボンネットはクリアーや塗装自体も紫外線や毎日の風雨にさらされ、塗装がはげ落ちてしまっていました。そこで、塗装自体を削り落とし、錆止めの工程から再塗装が始まった。フロントガラスは1Cm大のクモの巣チップがあったので新品純正ガラスで交換。モールは外してもらう。サイドの窓枠の黒い部分は艶消しの黒で再塗装。この作業を終了したのは2021年末くらいだったと思いますが、あろうことか1年ちょっと経って直射日光が強く当たる平面部、つまりボンネット、キャットウォーク部にしわが寄ったようなものが浮き出てきたのです。この塗装をしていない違う塗装会社の社長に診てもらったところ、下地処理ミスとの事。バフで磨いても手で研磨剤で研いでも落ちない・・・・・ このオールペイントを行った塗装会社の社長を呼び出し烈火のごとく怒りました! 何年かぶりでこんなに激昂したのは久しぶりで、この後、数日間とても体調が悪くなりました。しかし、お客様のためというか自分の性格上こういうことが許せない。
普通に謝ってくれれば、なんてことなくスムーズに話せたのに、言い訳がましく理屈をこねるばかり。呆れて物も言えない・・・・
一般道の超渋滞でのテストドライブは突撃済!! その道程はVOLTAオーナーの友人の歯医者さんが北区にあり、この方がまた、大の車好き。昔、若かりし時はポルシェでレースに出ていたくらいで、車には自分の職業以上に愛を感じる変人で、お土産をもって訪ねてきました。通常40分くらいで行けるところ2時間30分かかって行ってきました。なぜかと言えば、その日はお天気が良く桜も8分咲き、町や公園は人でごった返しておりました^^ 渋滞移動中のトラブル・異常振動・異音・異臭は皆無。ACは寒いくらい効いてる。しかし、さすがに体が疲れました。こちらがポンコツです^^
そんなことで、整備・交換等はほぼ順調に終わって塗装のクレームとして再処理に入りました。勿論、また塗料を全剥きにして下地処理からやるのでしょう。やれやれ・・・・
次回は、塗装が上がってから例のごとく石川パーキングエリアで恒例の儀式をして山道やら高速を走ってくるつもりです。次回のブログもお楽しみに~
PS.現在、240ワゴンのライトブルーメタリックのプチレストアが始まってます。こちらも完全に仕上げてVOLTAオーナーがしばらく乗るつもりです。熱心な240好きのお客様が現れれば考えようかと思います。しばらくは外装がボロボロのまま乗っていようかと・・・・( ^ω^)・・・